「マカンGTS」から「911カレラ」への乗り換えに伴い、ドライブレコーダーを入れ替え。
約1ヶ月使用した上での個人的な印象をシェアしようと思います。
通常、走行中にドライブレコーダーを操作したり、挙動を気にしたりするようなシーンはまずありません。放っておいても自動でエンジンスタートと共に常時録画が開始され、記録容量を超えるデータは古い録画データから順に自動削除されてゆき、エンジンオフと共に録画が終了します(駐車録画設定していなければ)。
しかし、事故や急加減速などにより「強い衝撃」が車体に加わった事が検知された場合に、自動的に緊急録画モードへの切り替えを行う機能があります。
この、「強い衝撃」の閾値は各メーカーにより異なるようであり、以前使用していたKENWOOD社のドライブレコーダーでは街乗りで「緊急録画モード」が発動することは滅多にありませんでした。
ところが、「コムテック」のドライブレコーダーはこの「閾値」が低いようであり、スピード抑制目的の小さな段差を乗り越えるだけでも発動してしまう模様。毎度毎度アラートが鳴るのは耳障りであり、設定画面を見てゆくと、「閾値」を選べるページを発見。デフォルトから、最大の「1.5G」へと変更を行います。
変更後、発動頻度は減ったもののやはり感度自体が高すぎるようであり、街乗りの通常走行においても時たま作動してしまいます。
上がフロントカメラ、下がリアカメラの映像からキャプションした画像。
リアウィンドウにはスモークフィルムを貼付しているため、リアカメラの設定で明度を(+2)としています。
いずれもしっかりとナンバーが読み取れているのが分かります。
フロントカメラは非常に高画質かつ、白飛び黒潰れも少ないですね。ナンバーもしっかりと読み取れます。
リアカメラに関しては、スモークが濃すぎるためかかなり暗い映像に。これではナンバーも全くわかりません。
梅田グランフロント前道路の映像。非常に広角であり、対向車線までもしっかりカバーされています。
microSDカードに記録された動画ファイルはaviファイルであり、windows media playerでも再生は可能。専用のviewerソフトを使用すれば、GPS情報、速度およびG(車両にかかる重力)情報といった付随データを見ることができ、フロントおよびリア映像の同時再生も可能となります。
録画データは30秒ごとのファイルとなっており、これは設定で変更することができない仕様。viewerソフトでファイル間をシームレスに再生することはできず、一つのファイル(30秒)が終わるたびに次のファイルへの切り替えに数秒間待たされます。これは正直に言って少しストレスに感じます。
・フロントカメラの画質は綺麗
・リアカメラは明度の設定が不可欠、夜間のナンバー確認は厳しそう
・衝撃検知センサーが過敏すぎる(設定G最大でも)
・ファイルシステムとソフトウェアはいまいち
改善して欲しい点はいくつかありますが、前後カメラ映像を同時に見ることができるというのはやはり魅力的。来月サーキット走行の予定があるため、サーキット映像のインプレッションも後日行いたいと思います。