SONY α7iiで伊丹空港「千里川土手」で迫力の航空写真を撮影してきた(夕方編)

航空写真ファンの聖地、大阪府豊中市にある「千里川土手」を初めて訪問。

有名な場所であり、前々から興味はあったのですが超望遠レンズを所有していなかったため足を踏み入れることができずにいました。

しかしサーキットでの使用目的にこの度ついに「70-200mm」望遠レンズを購入したため、レンズテストがてら訪れてみることに。

千里川土手へのアクセスは?

伊丹空港の南東端を流れる千里川の土手を指します。

ここは航空機の着陸側に位置し、向かってくる様子から着陸に向かう尾翼側の写真が撮れるスポット。車でのアクセスが非常に良く、「オリックスパーキング千里側土手」(豊中市 原田南2丁目3−24)に駐車し、右手に3分ほど進めば千里川に到着します。

パーキングから赤ラインのように行けば「左岸土手」、青ラインなら「右岸土手」に到達。川幅は広くないですが途中で行き来はできないようになっています(橋はかかっているが通行不可)。

右岸側のほうが空港との距離が近く撮影に適しているように思えますが、空港を囲むフェンスが高いため大型の三脚が必要(最低でも高さ170cmは必要)。

一方左岸側からであれば、川幅分空港から距離が空いてしまうことになりますが一般的な高さの三脚で十分フェンスを回避可能。

写真奥から滑走路→右岸→左岸。

今回持参した三脚は最大170cmまで伸長できるものでしたが、真ん中に設置するエレベーター(約30cm)を忘れてきてしまったために右岸ではフェンスの高さをクリアできず。

分岐点まで引き返し、左岸に三脚を設置します。この時点で16時半と日没までまだ1時間以上ありますが、平日にもかかわらず既に20脚ほどの三脚が並んでいました。

持参した機材一覧

カメラ

・SONY α7ii(ミラーレスフルサイズ一眼)

・SONY RX100(コンパクトデジカメ)

交換レンズ

・SONY SEL70200GM(70-200mm F2.8通し)

・SONY SEL2470GM(24-70mm F2.8通し)

・SONY SEL1635GM(16-35mm F2.8通し)

・SONY SEL20TC(SEL70200GM専用 x2テレコンバーターレンズ)

フィルター

・kenko ZX ND16 φ77mm(3段減光NDフィルター)

・kenko MC プロソフトン(B) φ77mm(ソフトフォーカスフィルター)

三脚

・Velbon EL carmagne645(カーボン 最大170cm)

その他小物

・予備バッテリー×3個

・赤外線リモコン(純正)

まずは手持ちでどんどん撮影

まだ昼間の明るさであり、まずは手持ちで着陸してくる機体の撮影にトライしてゆきます。

ISOは100以下、絞りは開放。GM大三元ズームレンズはF2.8通しですが、x2.0テレコンバーター装着によりF5.6通しへダウン。

伊丹空港は滑走路が2本あり、真上を通過する機体の場合は飛行機の底面、離れた滑走路へ着陸する機体であれば側面の写真が狙えます。

面白いのは、撮影している間中ずっと親切に飛行機の案内をしてくれているおばちゃんがいること。空港職員の方なのかボランティアでされているのかは分かりませんが、着陸態勢に入った飛行機の情報(機体サイズなど)を事前に大きな声でアナウンスしてもらえるので、心の準備?ができます。

400mm ISO:100 F:5.6 SS:1/200

着陸寸前の写真。滑走路側の写真は三脚にセットして撮影します。横風の影響を受け、機首がやや左を向いているのが分かりますね。

400mm ISO:200 F:5.6 SS:1/200

離陸に向け方向転換中のANA機。超望遠レンズにより背景が圧縮され、機体が良い感じに映えます。

400mm ISO:400 F:5.6 SS:1/80

17:30頃になると徐々に暗くなってくるためISO感度を適宜上げ、高速で移動する機体がブレることの無いようSSを稼ぎます。さすが日本有数の離着陸数を誇る空港だけあり、次々に着陸してくるため失敗しても落胆する必要はありません。

400mm ISO:400 F:5.6 SS:1/80

離陸してゆく先は、遠すぎて400mmでは追えません。

212mm ISO:400 F:5.6 SS:1/40

17:40頃より、誘導灯が点灯し、一気に華やかな雰囲気に変わります。

140mm ISO:100 F:13 SS:8 ND16フィルター使用

美しい夕焼けと光芒が見えたため、NDフィルターを使用しF13まで絞って光芒撮影にチャレンジ。動体が無いためISOは100でOK。

日が沈むと一気に暗くなり、ここから撮影難度の極めて高い夜景空撮の時間に突入してゆきます。

夜間帯の撮影については長くなるので別記事にてご紹介予定。

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