33歳独男が読む「ポルシェ太郎」

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同じ30代オーナーとして感情移入せざるを得ない

Amazonでたまたま見つけ、暇つぶしにkindleに落とした本作。ポルシェに乗っていなかったら目にも止まらなかったかもしれない。年齢や収入、日々の葛藤など、まるで自分を見ているかのような気分のまま、一瞬で読んでしまった。有名な芥川賞作家さんらしい。

「太郎」のプロフィール

・主人公の「太郎」は35歳独身

・企業して1年、年収は1,500万円

・これから波に乗っていけるかというところで思い切ってシルバーの「ポルシェ911カレラS カブリオレ」を購入。ポルシェセンター青山の認定中古車、低走行で程度も良さそう。

・家は恵比寿の25平米の賃貸マンション、家賃は月15.5万円

・駐車場は月8万円、家から徒歩8分の立体駐車場

「自分」のプロフィール(よく似ている)

・33歳独身

・専門職の社会人9年目。年収は「太郎」よりも上だったが、今年度転職により「太郎」よりも下に

・29歳時に「マカンGTS」をオーダー。1年半乗ったところで売却し、マイアミブルーの「911カレラ」を購入。大阪のポルシェセンターの認定中古車、低走行車で使用感0.

・家は港区の60平米の賃貸マンション、家賃は月25万円

・駐車場はマンション内、月5万円

「太郎」のポルシェへの想い

・街で見かけるポルシェを見ていると、その運転席にはまず間違いなく初老の男性。しかめっ面で運転し、助手席には誰もいない。もっと若いイケてる兄ちゃんが運転しないとポルシェも浮かばれないだろう。

・ポルシェの価値を理解できないような人と時間を共有するのが苦痛

・若くしてポルシェを買ったことで自分は一歩階段を昇ったのだ

・911の、RR特有の背中から蹴られるような加速が堪らない

などなど

あまり書いてもネタバレになってしまうのでこれ以上はやめておきますが、「ポルシェ乗り」への偏見に加え、いわゆる「港区おじさん」の悲哀を帯びた現実も織り込まれたようなストーリー。恋愛あり、暴力あり、カーチェイスありのドラマを見ているような構成。きっといつか映画化されるのでしょう。個人的にはなんだか痛い所をつつかれたような感じの所もあり、読んで良かったと思える作品でした。

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