猶予は2ヶ月
今回は、日常生活の中に簡単に取り入れられる「英語力アップ」法についてシェアします。
きっかけとしては、最近とある大きな国際機関の会議に委員として出席が求められたこと。元々、Listening/Speaking共に日常会話に支障がない程度のレベル(と思っている)ですが、日常生活において英語を話す機会が皆無、かつ今回、国を代表する立場での出席である、ということで 急遽英語力、特にspeaking skillの強化を行うことに。
会議までの猶予はちょうど2ヶ月。あまり時間は掛けられず、なにか普段の生活の流れに自然に取り入れられる、効率の良い方法は無いかと模索。挙がったのは以下の5つの選択肢。
① 短期集中で英会話スクールに通う
② オンライン英会話
③ 外国人の友達を作る
④ 音源付きのテキストを買って勉強する
⑤ Youtubeの英語系チャンネルを活用する
さて、それぞれについて比較、シミュレーションしてみましょう。
① 短期集中で英会話スクールに通う
〇メリット
・生身の人間を相手にすることにより、自然な会話の流れで練習ができる
・外国人と会話することへの免疫が付く
・自分では気づかない発音のミスを指摘してもらえる
・教室に通うことにより、自動的に学習が習慣付けられる
×デメリット
・費用が高い
・時間的制約がある
・なかなか希望の時間に予約が取れないことがある
② オンライン英会話
〇メリット
・①で挙げた3つのメリットと同様
・サブスク形式を採用しているところも多く、出費が抑えられる
・24時間対応のところもあり、時間的自由度が高い
×デメリット
・副業で登録している、「プロ」ではない講師の場合のクオリティ的問題
・いつでもアクセスできるため、ついサボってしまう恐れがある
③ 外国人の友達を作る
〇メリット
・会話だけでなく、LINEのやり取りなどを通じても英語力の向上が図れる
・関係性がうまくいけば、お互いに単なる言語学習以上のメリットが得られる可能性
×デメリット
・コミュ力と度胸が必要
・「英語を勉強したいから友達になりたい」では誰も友達になってくれない(特に男性の場合)
・そもそも、外国人がよく集まるバーは、都会にしかない(六本木リゴレット、表参道Two Roomsなど)
・相手は素人なので、細かい要求はできないしするべきでもない
④ 音源付きのテキストを買って勉強する
〇メリット
・費用対効果が高い
・内容に無駄が無く、厳選されたフレーズからセンテンスが構成されているため、効率的に学習できる
×デメリット
・フレーズを使用する場面をイメージし、普段から積極的に使ってゆく (エアでもよいので) 姿勢がないと、いざ実際の会話の際にスムーズに出てこない
・第三者による発音チェックがない
⑤ Youtubeの英語系チャンネルを活用する
〇メリット
・無料、かつ24時間いつでもどこでも見放題
・チャンネルごとに特色があり、実際に「海外のレストランでの注文」や「ある議題に沿ったdiscussion」などありとあらゆるシチュエーションから学べる
×デメリット
・チャンネルが多すぎて、どれを選べば良いのか分からない
・第三者による発音チェックがない
・いつでもアクセスできるため、習慣付けが必要
時間も限られているので、最終的に②と⑤を併用する作戦を選択。⑤に関して、この2ヶ月でありとあらゆるチャンネルを視聴してきたので、厳選し、チャンネル登録したTOP5を紹介します。
おすすめ英語系YoutubeチャンネルTOP5
① ケンドラ・ランゲージ・スクール
シンプルに、頻用フレーズをひたすらディクテーションするのに最適。動画1本1本に含まれるフレーズの量は膨大ですが、30分×2回/日×2ヶ月のディクテーション練習継続により全てスラスラと発音できるようになりました。何らかの自動翻訳ソフトを使用していると思われ、たまに可笑しい発音が混ざっていることがありますが、概ねネイティブであり問題なし。英語だけでなく、世界各国の言語が用意されています。
② English with Lucy
完全にサムネの綺麗なお姉さんに釣られて視聴してしまったのがきっかけでしたが、これがかなりの優良チャンネル。世界中のlearnerを対象としたレッスンチャンネルであり、日本語は一切出て来ませんが、非常に聞き取りやすいBRITISH ENGLISHなので心配不要。
③ Atsueigo
英語の資格試験を受検する人に向けた勉強方法を紹介しているチャンネル。ディクテーション練習には向いたチャンネルではないですが、この方が「 TOEIC満点、TOEFL114点、IELTS8.5」を達成するために勉強されてきた量が半端ではなく、リアルで非常に参考になります。
④ 重森ちぐさ 英語・英会話講師
「正しい発音の仕方」に重きを置いたチャンネル。「phonics」がこれ以上分かりやすく解説されている動画を他に知りません。ディクテーションをゴリゴリ開始する前に、必ずチェックしておきたいチャンネルです。
⑤ AK-English
2分程度のコミカルな短尺シチュエーション英会話が数多く用意されています。「言いたいけどパッと出てこない、どう言ったらいいのかわからない」ようなフレーズがセレクトされており、教科書には載っていない、生きた表現を学べます。
今回ご紹介した5つ以外にも、たとえば「Bilingirl Chika」さんのような素晴らしいチャンネルはいくつかありますが、「実践性」「即効性」の観点からこのようなセレクトとしました。 Youtubeに絞った記事となりましたが、オンライン英会話スクールにも面白いものが数多くあり、また別途シェアしようと思います。
数年後にはAIアバター相手の英会話学習が当たり前のようになっているのでしょうか。それとも同時通訳デバイスのメガ進化により、外国語学習が不要となるのでしょうか。今回、久しぶり(大学入試以来)に英語学習に取り組んだので、これをきっかけに学習を継続し、TOEICに挑戦してみる予定です。