【撮影】紅葉と車を絡めるポイント(京都嵐山)

スポンサーリンク

紅葉と車の撮影は意外と難しい

ドライブにも気持ちの良い、紅葉の季節。車好きなら誰しも、美しい紅葉をバックに愛車をカッコよく撮影してみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

しかし、良い写真を撮るにはそれなりにコツが必要です。

①ロケーション

紅葉の時期、名所と呼ばれる場所はどこも激混み。ベストポジションに車を停めて、ゆっくり撮影を…なんてことは相当田舎の山の奥にでも行かないことには叶いません。

②ポジショニング(車およびカメラ)

車と紅葉をワンフレームに収めるには、ある程度枝垂れた紅葉を探してその近辺に車を置く必要があります。車よりもはるかに高い所にある紅葉を一緒に撮影しても、ただ間延びした画にしかなりません。

③ライティング

真っ赤に色づいた紅葉スポットを見つけても、いい具合に光があたっていなければ写真には黒っぽくしか写りません。紅葉が裏から強い日光に照らされ、赤く光り輝くような時間帯を選ぶことが大切です。

嵐山・高雄パークウェイで撮影してきた

嵐山・高雄パークウェイ(http://www.parkway-hankyu.com/)は、京都嵐山にある関西有数の紅葉スポット。秋の京都と言えば、休日ともなると観光客でごった返し、道も大渋滞のイメージ。しかし、この嵐山・高雄パークウェイは意外と空いており、早朝であれば休日でもかなり自由に写真を撮ることができるのでオススメです。

それではまず1枚目の写真

スマホ(Google Pixel3)で撮影。上述の③:ライティングに関してはまずまずですが、②:ポジショニングがいまいちですね。

次に、車と紅葉を重ねるような構図にしてみましょう

SONY α7Ⅲ+SEL70200GM/ISO:100 F:2.8 SS:1/400s FL:200mm/EDIT:lightroom
車の配置は上のスマホ写真と同じですが、カメラを地面すれすれに持ってくることで③:ライティングを最大限に活かした燃えるような紅葉を表現。さらに、車と紅葉を重ね合わせることで奥行きを感じさせる写真に。
SONY α7Ⅲ+SEL70200GM/ISO:100 F:2.8 SS:1/1600s FL:173mm/EDIT:lightroom
道路の勾配を利用し、前ボケを作ることでより立体感を表現。車のカラーが派手なため、全体にすこしトーンを落とし柔らかな印象に仕上げています。
SONY α7Ⅲ+SEL70200GM/ISO:100 F:2.8 SS:1/1250s FL:182mm/EDIT:lightroom
通常の目線から撮影するとこんな感じ。これでも悪くはないですが、やはり上2枚に比べるとやや物足りない感じがします。全体的なバックグラウンドのカラーも意識した配置が大事。

いかがでしたでしょうか。今回の写真は200mmの超望遠レンズを使用、車からかなり離れたところから撮影しています。広角レンズで「車の真下から見上げ」の写真も試したのですが、車が主役になりすぎてしまいイマイチなので載せていません。色々な撮り方があると思うので、一つの型として参考して頂けると幸いです。


<使用機材参考>

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加