当初の計画から少し方向性が変わり、「マイアミブルー」の「911.2 カレラ」が「マカンGTS」からの乗り換え候補ナンバー1に浮上。
冷静に考えてみるに、「GT4」「GT3」は1台持ちとして毎日通勤に使用するには仕様がハードすぎるかもしれません。ガチガチに固められた足回りにリクライニングのできないバケットシート、燃費も悪く「GT4」に至っては荷物も致命的に乗らない。
マイナス面ばかり書きましたが、2台持ちでサーキットやイベント時にのみ乗るのであればもちろんこれ以上ない最高の車と思います。ただ、2台持ちをしてしまうのは金銭的に相当リスキーであり、株式の大半(含み損のある銘柄までも)を売却する必要が出てくるのでさすがにもう少し余裕が出来てからにしたいところ。
それにしても「色」の持つ力の大きさは凄まじく、「マイアミブルー」を実際に見て行ってからというもの、僕はこれ以外のカラーを考えられなくなってしまうほど。
<ポルシェセンター中大阪さんにて、Xperiaで撮影>
ウィンドウ際にディスプレイされていたため、光の当たり具合で写真上ではかなり違って見えますがイメージとしては2枚目(リアビュー)の写真が最も実物に近いです。
ブラックペイントされた20インチカレラホイールと明るいボディカラーのコントラストが素晴らしく、前オーナーの方のセンスを感じます。「991前期」型とのぱっと見の見分け方としては、エンジンフードのスリットが「縦」になったことですね(前期は横スリット)。
ノーマルでも十分にカッコいいと思いますが、「GT4」「GT3」と見比べるとやはり少々大人しめな印象は否めず。
そこで、パーツごとにカスタマイズを考えてみました。
見た目の印象の違いに最も寄与しているのは、大きく派手な「ウイング」の有無。「911カレラ」のリアウイングは「GT3」「GT4」と違い、リトラクタブル(普段は収納されており、ある速度以上で自動的に展開される)です。
リアウイングは、機能面では高速走行時にダウンフォースを高める目的で装備されており、逆に言えばリアが浮くほどのスピードを出すようなシーンでしか必要性がありません。すなわちサーキット走行を目的とした車向けの装備であり、一般道を走る分にはただの空気抵抗でしか無く、燃費悪化につながります。そのため必要時のみ展開されるリトラクタブルウイングは利に適った機構なのですが、僕は単純に見た目の格好良さを追求するために固定式のリアウイングを後付けしたいと考えています。
ポルシェのチューニングを取り扱うメーカーは多くありますが、その中でも世界的に定評のあるのは「techart(テックアート)」「topcar(トップカー)」「mansory(マンソリー)」といったところでしょうか。
「tachart」「mansory」はドイツ、「topcar」はロシアに本社を構えるメーカー。
まずは「techart」の「リアスポイラーⅡ」
「topcar」の「STINGER」シリーズ
<topcar instagramより>
どちらもカーボンブラックで、大きすぎずシンプルな素晴らしいデザイン。「topcar」の方がサイドにかけて車体前方に湾曲した今風の作り。
「techart」に関しては「991.2カレラ」専用モデルがラインナップされていますが、「topcar」に関しては現在のところHPを見る限りウイングは「991turbo」「991turboS」専用のみのようです(ウイング以外のパーツはカレラ専用製品もあり)。
固定式リアウイング取付けにあたり、純正リトラクタブルウイングが動いてしまわないよう別途コーディングが必要となります。
「topcar」
実物を見る機会が無いので何とも言えませんが、イメージを見る限りでは純正との差はそれほど無いような印象。しかし、実際には表面の処理の違いなどにより想像以上に大きく印象が異なる可能性があります。
ボディカラーそのままに、より立体的に外側へ張り出したエアロパーツへの交換でしょうか。
「topcar」
こちらは純正部分の下にブラック塗装されたパーツを追加のようです。
とりあえずエクステリアに関してはこんなところでしょうか。
「mansory」からも「911」向けのパーツ販売はありますが、「techart」「topcar」に比べるとあまり力は入っていない感じ(SUVをゴリゴリいかつくする方が得意)。
最近はポルシェディーラーのこうしたサードパーティー製カスタムに対する規制がかなり厳しくなってきており、「ブレーキキャリパー塗装」程度でも保障対象外(最悪の場合ディーラー入庫を拒否される)となってしまうようなのでそこは注意が必要となります。
