国内Aライセンス講習会@富士スピードウェイ(FSW) その3

さて、マカンGTSで人生初めてのサーキット走行を終えての感想および反省点です。

①緊張

僕だけかもしれませんが、一列にならんでスタートを待つ間、異常なほどの心拍数の増加を感じました。ジェットコースターの順番待ちの時の感覚と似ています。しかし周回を重ねることで自然と落ち着きを取り戻すことができました。

②速度感覚のずれ、意外と車は曲がらない

サーキットは一般道と比べて道幅がはるかに広く、また特に富士スピードウェイはエスケープゾーンも広く設けられており一見どこを走ればよいのか分からなくなるような感覚に陥ります。気が付くと普段公道では出せないような速度が出ていますが、もちろんそのままでは曲がれないようなカーブも多数用意されており、無理には曲がれません。

③グリップ、ブレーキ性能の低下

前半の15分、6週目あたりまでは感じることはありませんでしたが、後半になると急激にタイヤグリップおよびブレーキ性能の低下が見られました。恐ろしいほどに制動距離が長くなり、カーブのたびにスキール音が聞こえるようになります。

④空気圧モニター

これは走行を終えてから教えてもらったことですが、サーキット走行を行うと頻回のハードブレーキングによりタイヤと路面との激しい摩擦が生じ、タイヤが発熱します。タイヤの発熱によりタイヤ内部の空気温が上昇し、空気圧が適正圧を超えて大幅に上昇します。するとタイヤの接地面積が減少し、走行性能の低下を招いてしまうことになります。この現象を回避するため、走行開始時には空気圧を適正値に調整しておき、約3周程度の走行を終えた後に一度ピットイン、脱気することで上昇した空気圧を適正値まで戻します。サーキット走行終了後、そのままタイヤが冷えると空気圧が適正値以下となってしまうため、忘れずに空気を充填し適正値に戻さないといけません。

⑤油温モニター

サーキット走行中は、エンジンオイル温度を常にモニターしておく必要があり、目安として120℃を超えないよう調整する必要があります。高温状態の持続により、エンジンオイルの劣化、エンジントラブルにつながる場合があるのでくれぐれも注意が必要です。

今回30分間ほどの走行でしたが、マカンのポテンシャルを垣間見ることができ想像していた以上に楽しい時間でした。是非また走らせてみたく思いますが、ポルシェとはいえやはりSUVには負担が大きすぎるような気もします(タイヤの減りが尋常でない)。資金に余裕ができれば中古で何か軽量のサーキット専用車を調達するかもしれません。

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