隈研吾建築「角川武蔵野ミュージアム」を見てきた

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所沢に突如現れた巨大な石造り建築

所沢市までは、東京都港区から車で約1時間。あの国立競技場で有名な建築家、隈研吾(くまけんご)氏設計の新しいミュージアムが竣工し、記念展(2020/8/1~10/15)が開催されていると聞き、早速訪れることに。

ちなみに、隈氏がこれまで手掛けられた建築物一覧はこちら(https://kkaa.co.jp/timeline/

かなり遠くから見ても存在感を放っていたこの石造りの美術館、外壁には無数の削り出し花崗岩パネルが精密に配置されており、近寄るほどその迫力に圧倒されます。

半端ない要塞感!

隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生-石と木の超建築

さっそく中に入ってみましょう。休日の午後4時頃でしたが、意外や館外の人はまばら。入館しようとするも、新型コロナウイルス感染対策のため現地で当日券の販売は行っておらず、HPからの事前予約制とのこと。そのためその場でスマホからオンラインチケットを購入し、QRコードで入場。ちなみに建物は5階建てですが、プレオープン期間のため現在入れるのは1階と2階のみ。2階はカフェと入場スペースなので、実質のコンテンツは1階の「マンガ・ラノベ図書館」と「竣工記念展」の2つ。3階は2020年秋以降、4階と5階は2020年11月6日オープン予定となっています。

すぐお隣の公園で常設されている、チームラボの入場チケットも同じサイトから購入可能
コロナの影響でしょうか、休日にも関わらずガラガラ。入場時間は30分ごとに区切られていましたが、集まったのは15人程度。この入り口は2階です。
ソーシャルディスタンスを促すディスプレイもお洒落
竣工記念展が開催されているエリアは、1フロア降りた1階にあります
建物の外壁に使われている花崗岩パネル。自然の荒々しさが表現されています。
4階と5階にできる予定の「本棚劇場」のディスプレイモックアップ。これが2フロア全面を取り囲む図書館となると壮観ですね。
壁一面に流れるプロジェクションで紹介される、これまでに手掛けられたお洒落な建築作品達
精密模型もいくつか展示されています。この晴海CLT PARKも隈氏の設計によるもの。部屋に飾りたくなるような美しさ。
1階にあるもう一つのゾーン「マンガ・ラノベ図書館」。本棚にはかなりの数のフィギュア(大人向け)も並べられており、子どもから大人まで?幅広く楽しめそうです。
あまり詳しくないので分かりませんが、マンガ喫茶に置いてあるような類とはジャンルが異なりややコアなラインナップなようです

夕暮れから夜にかけての建物外観

ミュージアムは30面以上ある多面体となっており、陽の当たり方によって見え方がかなり変化します。夕暮れ前に訪れると、夜にかけて刻々と変わる表情を楽しめるでしょう。

様々な角度から見ることができます。スマホカメラではかなり離れて撮影しないと画面内に収まりません。この写真はα7Ⅲ+魚眼レンズの組み合わせで撮影。
ブルータイム(マジックアワー)。建物が暖色系にライトアップされ始めます。
完全に陽が沈むと、スリット部分からの光が間接照明のようにミュージアムを浮かび上がらせ、より一層立体感を強調。手前は浅い水場となっており、子ども達が自由に遊べます。

お隣のチームラボにも行って見よう

角川武蔵野ミュージアムのすぐお隣にある、武蔵野樹林パーク。ここでは、2020年8月1日よりチームラボ「どんぐりの森の呼応する生命(https://www.teamlab.art/jp/e/acornforest/)」の常設展示が始まっています。チケットを買わなくても、柵の外から全体を見ることができますが、折角なので中に入ってみることに。

開場時間の18時半時点で、既に長蛇の列。しかし進みはスムーズで、意外に早く入れました。感染予防対策のため、入り口でビニール手袋が配られます。
卵型の光る物体が沢山。自由に触れることができ、揺らすと色が変化する仕掛け。表面はつるっとしたプラスチックで、見た目とは裏腹にそこそこ硬いです。
非常にカラフル
道にアップダウンがあるので、様々な角度から楽しめます

今回訪れた角川武蔵野ミュージアムは、まだプレオープン期間のため3階~5階部分は見られませんでしたが、建物の外観だけでも十分に楽しむことができました。11月以降に再度訪問し、是非「本棚劇場」を見てみたいと思います。

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