大曲花火大会 カメラ設定、持ち物など

14:30 大曲駅到着

まだ人もまばらであり、移動に苦労することはありませんでした。昼花火の開始時刻までまだかなり時間があるため、ご当地日本酒の試飲会や、花火鑑賞師の方による無料の花火セミナー(1回40分)などを楽しみながらゆっくりと移動。

16:30 会場到着

前々日からの集中豪雨により雄物川が氾濫し、前日には完全に冠水した桟敷席や転倒した仮設トイレの様子がtwitterに流れ全国ニュースにもなっておりましたが、その痕跡をほとんど感じさせることのないレベルまで復旧していました。これは正直驚きで、大会関係者の皆様の夜を徹しての排水、洗浄作業のおかげでありその労力は相当なものであったろうと想像できます。当日夕方に一時通り雨はありましたが、雲一つない快晴下での打ち上げ開始となりました。

桟敷席のチケットはこのように1区画に6枚綴りとなっており、切り離して付属の紐を通し、首から提げて使用します。お世辞にも広いとは言えず、大人4人を超えるとかなり窮屈にされている印象を受けました。

今回割り当てられた区画は、図の中央赤丸の部位になります。

17:35 昼花火の部開始

昼花火を鑑賞したのは記憶している限り学生時代に訪れた新潟県片貝花火大会以来であり、やはり全国的にも珍しいものだそうです。現在行われている昼花火の競技大会は、この大曲でのみとのことでした。色付きのスモークがパラシュートに吊られてゆっくりと降下することで明るい空をバックに模様を描く仕組みとなっており、高い技術力が必要とされるようです。

19:05 夜花火の部開始

全国各地から計27社が集い、技術力を競います。10号玉+創造花火で1セットとなっており、色彩・リズム・立体感・構成など複合的な観点から審査が行われます。

camera:SONY α7Ⅱ

lens:FE 16-35mm F2.8 GM

桟敷席Aからの撮影では、16mm端でワイドスターマイン全てを視野内に収めることはできませんでした。三脚は座高に固定して撮影を行いました。本格的な撮影部隊の方々は桟敷席C(桟敷席Aよりも後方の斜面に設置)を取られている方が多く、全景の撮影を目指すのであれば桟敷席Cを狙う必要がありそうです。

淀川花火大会等、都会型の花火大会ではISO100 F8~11に設定しておけばあまりダイヤルをいじることなく撮影し続けることができますが、大曲の花火では同設定ではかなり暗くなってしまう傾向にありました。特に単発の玉ではまともに写らず、恐らく大阪と比較して空がかなり暗いためと思われます。そのため広範囲に明るくなるスターマイン以外はISO200 F6程度での撮影を行いました。

一つ一つの花火が非常に美しく、今までに見たことのないような発色、展開を見せてくれる玉が数多くあり、また音楽との絶妙なマッチングにより何度も鳥肌が立つほどの感動を覚えました。アクセスの悪さ、宿泊施設の予約の困難さ等のハードルはありますが、少しでも興味を持っていただけた方は是非一度現地にて実際に鑑賞されることを強くお勧めします。その際は最低でも半年前には宿泊施設を押さえておくことが必要と思われます。

最後に、会場に持参して良かったものを挙げておきますので参考になれば幸いです。

①レインパーカー

過去の花火大会の情報を見ていると、雨の降る確率はかなり高いようです。また、日が沈んだ後は急速に気温が下がりかなり冷えるため、防寒具としても必須アイテムです。

②レジャーシート、エアークッション

大曲花火大会は、夜花火だけでも3時間、昼花火も合わせると全部で5時間もの長丁場になります。桟敷席は剥き出しの板張りのため直に座ると服が汚れてしまいます。また、クッション無しではただの苦行になってしまいますのでしっかり目の物を持参することをお勧めします。僕は折りたためるタイプのエアークッションを使用しましたが、かなり快適に過ごすことができました。

③ウエットティッシュ、ギャッツビー

水道へのアクセスは困難を極めますので、ウエットティッシュも必需品です。

④LEDライト

会場は人が沢山いるとはいえ、かなり暗いです。足元のぬかるみ、板張りによる段差でつまずかないために小型のLEDライトを持参していくと役立ちます。僕は持って行きませんでしたが、トイレに行く時に困りました。

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