「萬雲塾」プロドライバー主催のジムカーナ練習会に参加してきた(前半)

関西国際空港の近く、泉大津フェニックスにて開催された「萬雲塾(まんくもじゅく)」に参加してきました。

大阪でジムカーナと言えば、舞洲と泉大津フェニックスが有名。いずれも野外フェスなどのイベントに使用されることの多い多目的広場で、定期的にジムカーナ練習会等にも利用されています。敷地面積は泉大津フェニックスの方が広く、以前アウディドライビングエクスペリエンス(AUDI SPORT DRIVING EXPERIENCEに初参加)の際にもこちらが使用されました。

「萬雲塾」とは、全日本GT選手権(現スーパーGT)やスーパー耐久で活躍された萬雲恒明選手が主催するカーレッスン。ジムカーナの他にも、サーキットレッスン、フルプライベートレッスンまで様々なプランが用意されています。

楽しく走ろう.COM(http://tanoshikuhashirou.com/)

今回参加したのは、「広場deレッスン」。一般募集イベントでは無いため、多少modifyされているかもしれません。

AM9:00 集合

朝早くからズラリと並ぶスポーツカーにテンションが上がります。

ドライバーズミーティングを受け、さっそく各自エンジンスタート。

①ウェットエイト

僕が振り分けられたグループは、まず「ウェットエイト」というプログラムからスタート。

これは、散水車で8の字に水を撒いたコース上でドリフト走行を行うというもの。

トラクションコントロールはオフにしておきます。

コツとしては、パイロンを回る際にしっかりと減速を行い、少し待ってフロント荷重を逃した後、ステアリング操作と同時に一気にアクセルを踏み込むこと。減速が不十分なままステアリングを切れば当然アンダーステアとなり、どんどんとスライドしながら外側へと膨らんでしまうことになります。また、減速によりフロントヘビーな状態からステアリングを切れば逆にオーバーステアとなります。

スライド状態に入った後の操作がなかなか難しく、アクセルをoffにすれば途端にスピン、逆にアクセルを開けすぎればコースを外れてしまうためスライド状態を持続させるためには適度なアクセル開度を保つ必要があります。

RRの特性上、911でうまく周回を行うのはなかなか難しいそう。

②フルブレーキング&スラローム走行

まずはフルブレーキング。各種ドライビングレッスンでもおなじみ、時速80-100kmまでフル加速を行った後、フルブレーキングにより制動距離を確認するというもの。なかなか日常走行においてフルブレーキングは経験できるものではなく、全力で「底が抜けるくらい」ブレーキペダルを踏み抜けばここまで短い距離で停まれるのかという発見が得られます。

この日は快晴であり、タイヤ温存のため1-2回試したのみであとはコース後半のスラロームのみ繰り返しトライ。スラロームはできる限りパイロンから離れず直線的にクリアしてゆくのがコツ。パイロンから離れてしまうと、慣性モーメントにより2個目、3個目とどんどんパイロンから外側へ車(911はリア重心のためリアが)が振られることになりタイムが落ちてしまいます。

③オーバルターン

楕円形に並べられたパイロンの周囲を最短時間で3周し、戻ってくるというもの。

すでに酷使されたタイヤに、さらに追い打ちをかけるような強い負荷がかかります(この時点で、ワイヤー露出のためリタイアした車もあり)。

このコースのコツは、カーブ入り口のパイロンよりも手前からブレーキングを開始し、カーブ頂点のパイロンよりも手前できるだけ早くからアクセルを開けられる状態にすること。ブレーキングが遅れるとアンダーとなり外側へラインが膨らむ上、アクセルオンも遅れてしまいます。

以上で午前の部が終了。慣れない動きと暑さにより、ドライバーもタイヤも既にかなり疲労状態に。

先導車に使用されていたLEXUS、他にZ34。

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