「萬雲塾」プロドライバー主催のジムカーナ練習会に参加してきた(前半)の続きです。
昼食を済ませ、13時から午後の部がスタート。
午後は2グループに分かれ、2種類のジムカーナコースを走行します。
一つ目のコースは、図のようにパイロンターン、スラロームを繰り返すもの。
午前のレッスンを組み合わせたようなコースとなっており、いずれもクリッピングポイント手前からしっかりとブレーキングを行い、「突っ込みすぎない」ことが攻略の鍵となります。
順にプロドライバーの方に同乗を行ってもらい、さらにはプロドライバーに助手席からアドバイスをもらう「逆同乗」はなかなか経験する機会がなく非常に勉強になりました。
コース2つ目は、「オートテスト」コース。
オートテストとは、最近JAFモータースポーツが力を入れている国内では新しいモータースポーツ競技。元々イギリス発祥であり、50年以上続く大会もあるのだそう。
▶オートテストとは? JAFモータースポーツ
図を見て頂くとわかるように、一般的なジムカーナコースに加えて「ガレージ駐車」、そして「バック走行」からの再度「ガレージ駐車」が組み込まれた非常にテクニカルなコース。
こちらのコースは全車両でタイム計測が行われ、最後に上位3名が発表されます。
やはりタイムの鍵を握るのは駐車→バック走行→駐車の部分。まず、バックギアに入れる際にもたついてしまうと大きくタイムロスとなってしまいます(僕も何度かPギアと間違え空ぶかしをしてしまった)。
また、バック走行で急ぐあまりアクセルを踏みすぎると簡単にスピンしてしまい、一瞬で脱落してしまうので注意が必要。サラウンドビューモニター搭載車は有利?
ゴールは完全静止した時点でタイムストップとなるため、スピードを落とさず急ブレーキ気味にクイックに止まるほうがタイムロスが少ないような気がします。
結果ですが、なんと初参加にして全参加者中トップタイムを記録。1発勝負という大ハンデ付きのプロドライバーの方のタイム(Z34使用)をも大きく上回る結果に。
RRながら、ド初心者でもタイムが出せてしまうほど「991後期カレラ」は非常に優れたバランスを達成された良い車であることを実感しました。
最高速にしてせいぜい90km/hr程度までしか出すことのできないジムカーナですが、ブレーキングのタイミング、車の加重移動、アンダーステア/オーバーステアの確認、リアの流れる限界ポイントなど、学べることが非常に多く参加して良かったと心から思えました。
機会があればまた参加させていただこうと思っています。